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骨粗しょう症

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症は、骨の内部構造が変化して強度が下がり、骨折しやすくなる病気です。

体の中にある骨は、毎日少しずつ溶かされ(骨吸収)、また新たに作られる(骨形成)ことを繰り返して(リモデリング)丈夫さを維持しています。このバランスが崩れ、溶かされる量のほうが作られる量よりも多くなった場合に、骨密度が低下し、骨粗しょう症になると考えられています。

骨粗しょう症自体は自覚できる症状はほとんどありませんが、骨折のリスクが高まっています。特に背骨や大腿骨に骨折が生じた場合、痛くてしばらく動けなくなり、寝たきりなどになるなど生活レベルの低下=健康寿命の低下に直結します。

Q.  どんな人が骨粗しょう症になりやすいのでしょうか?またどんな治療法がありますか?

A.  特定の病気や薬によって、骨粗しょう症になりやすい人がいます。糖尿病、甲状腺や副甲状腺などのホルモンの関わる病気、肝臓・腎臓などの内臓の病気、またステロイドという薬はリスクが高まります。 また、原因はなくても加齢や女性ホルモンの分泌低下、運動不足も骨密度を下げてしまいますので、特に50歳以降の女性は、一度検査を行うことをおすすめしたいですね。 治療は、運動や食事など自分でできる対策を行うほか、薬により治療を行います。最近では内服薬だけでなく注射薬もあり、中には自分で行うものも登場しています。詳しい使い方をご説明しますので、どうぞお気軽にご相談ください。

Q. 骨粗しょう症にはなりたくないです。今からできることは何でしょう?

A. 運動と食事に気をつけていただきたいですね。 特に日光を浴びながら1日30分程度、ウォーキングなどの有酸素運動や、転倒予防のためには片足立ちなどのバランス運動や、スクワットなどの下肢の筋力トレーニングも有効です。 食事はカルシウムやビタミンD、ビタミンKを意識してバランスよく、また禁煙や節酒(ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合(180ml)、ワインならグラス1杯強(180ml)、まで)も重要ですよ。

検査

①採血

血液検査では、骨吸収と骨形成の活性やビタミンD濃度、薬を使用する場合に参考にするカルシウムや腎機能の値などを調べます。

②骨密度測定

腰椎と大腿骨近位部の骨密度を計測します。
日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」では、DXA法と呼ばれるX線を用いた方法により、腰椎・大腿骨の両者を測定することが望ましいとされています。当院で正確に測定が可能です。

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